2004年5月1日(土)晴れ

とても暖かい一日だった。
昼に公園に行って、半そでだったのに汗かいた。

2004年5月2日(日)晴れ

いつも中学生の聖書の会は、その日の礼拝メッセージの箇所に合わせている。
ここしばらくヨハネの福音書が多いのだけど、準備する時間も含めて、
僕にとってもとてもいい学ぶ機会になっている。

午後はなぜだかまた、とてつもなく眠くなった。
ウキョウが風邪をひいているので、ひょっとしたらうつったのだろうか。

2004年5月3日(月)雨

寮に帰って勉強を始めた。
う〜ん、結構大変だ。がんばらねば。

全然話は変わるが、木曜に定期的に会話パートナーと会って話していたのだけれど、
先週の木曜が最後のミーティングだった(授業期間も終わりなので)。
(*その木曜はバスケに勝ったのが嬉しすぎて書くの忘れていた)
後期も忙しいなりに毎回一時間近く色々と話した。
最後ということで、二冊本をプレゼントした。
一つはクリスチャン信仰について分かりやすく書いてある短い本。
もう一つは読みやすい訳の新約聖書。
受け取ってもらえるか、と聞くと、笑いながら
「もちろん。失うものは何も無いから、ぜひ読みます」
と言って、もらってくれた。
直接キリストに出会ってくれたらいいな、と祈っている。

2004年5月4日(火)晴れ

試験勉強中。
結局、風邪はひかなかったので体調は比較的よい。

合間をぬって奨学金の申請準備をやっている。
メンドイが、労力ともらえる可能性のある金額を天秤にかければ、
やはりやらねば、と思うのでやっている。
(これでもらえなかったら泣ける)

2004年5月5日(水)晴れ

試験勉強中。
時間的にきつい。
何とか間に合わせたい。

2004年5月6日(木)晴れ

試験&勉強中。
疲労が蓄積されてきて頭がボーっとして来ている。
新約のテストを終えて帰ってきて、扇風機に足をぶつける。
裸足だったからかなり痛かった。
明日は口頭試験なので不安で仕方ない。

2004年5月7日(金)晴れ

すごく暖かい一日。
半そで、色の薄いジーンズ、サンダルで過ごした。
昼に試験だったので、午前中は緊張して落ち着かなかったが、
ホント感謝なことにいい手ごたえで終えることができた。
これで単位を落とすことは心配しないでよさそうだ。
おかげでアメリカの教会史に(一時的に)妙に詳しくなった。

そんなつもりはなかったのだけど、メールとかこの日記とかで、
どうやら相当負のオーラを出していたらしく(試験に対して)、
複数名から励ましのお便りを頂いてしまいました。
励ましと祈りありがとうございます。

残るは試験一個とレポート一個。

2004年5月9日(日)雨のち晴れ

母の日という事と、再来週が大宣教命令日(という日があるのです)なので、
今日は普通の聖書メッセージと合わせて、三本立てメッセージをしていた。
で、礼拝後は特別企画で男性のみによって作られたポトラック昼食会があった。
僕は中学生の会やったり、音楽の練習していたりして手伝えなかったけれど、
とても美味しかった。

さらにその後に聖書の学び会の続きをやった。
十字架の所がテーマで、とてもいい時間だった。

夜は眠りそうになりながら頑張って試験勉強を大方やり遂げた。
後はこのまとめたのを覚えるだけだ。

2004年5月10日(月)晴れ

試験と試験の間が中途半端に空いたせいか、
それともできることはもうやってしまった(と思い込んでいる)せいか、
なかなか気乗りしない中、途中でマンガを読んだりしながら、
テスト勉強をした。

<どうでもいいが持ってきた置時計(右)が悲惨なことに…(でも使ってる)>


2004年5月11日(火)

朝九時からテスト、最大三時間使えるんだけど、
僕はどの試験も二時間もやれば疲れてやる気が失せる。
ということで今日も十一時には終えた。

これで試験も終わりだし、のんびりしたいけど、
明日には寮を引き払ってキャンパスを離れるので、
今日中にやらなきゃならないことが大量にある。

授業料請求の郵送先が日本になっているか確認に事務所へ。
奨学金の申請書類をまとめるのに色んな所へ。
お金をチェック口座に移すために銀行へ。
部屋に戻って荷造りをはじめる。これが想像以上に時間がかかった。
というか現在夜中の午前零時半だが、未だに終わっていない。
自分で思っていたより遥かに物を抱え込んでいたらしい。
すんげえメンドクサイ。

2004年5月12日(水)晴れ

暑い。すさまじく暑い。夏日だ。

汗だくになりながら午前中に手伝ってもらいながら、
クニシゲさんの家に荷物を移動した。
持って帰る荷物とジョウの家にもって行く荷物がかなりあるので、
電車で行くのはあまりに大変ということで、結局送ってもらうことに。
すごい助かった。

まあ何はともあれレポートを除けば、ほぼ全てやることを終えたので、
すごく今晴れ晴れとした気持ちだ。嬉しい。

人間ってホントいい時は気分いいし、大変な時は精神的にも参る。
そういう当たり前のことが、ここ一年ですごくよく分かるようになった。
もちろん大変な時こそ練達を生む、あるいは自分の抱える問題に気づくための、
絶好のチャンスなのだけれど。

2004年5月13日(木)晴れ

午前中家を出て、みんなでまずクリスチャン・ブックストアに行った。
つまりクリスチャン向けの本とか商品が売っている店だ。
あれやこれやと買い物をした。

そんで、ヤンキース・スタジアムに向かう。
今日はたまたまジョウがチケットをもらったので、
エンジェルスとの試合を見に行ったのだ。
今回は人気カードだったので、平日の昼間にもかかわらず、
仕事は?学校は?と思っちゃう家族連れとかで球場はほとんど一杯になっていた。
試合はいかにもアメリカンな感じの、投げてボカンボカン打って、
という分かりやすい内容だった。
ヤンキース勝利でマツイも活躍していた。
楽しかった。そして体力消耗した(人が多くて)。

<レフト外野席だったので、あの選手が目の前だった>


2004年5月14日(金)晴れ

楽器弾いたり、夜祈祷会があったりしたほかは、
だいたいレポートを書いていた。
ルカ・使徒とヨハネの聖霊論についてのレポート。
すごく地道なことやっているので時間がかかる。

2004年5月15日(土)晴れ、夜に雷雨

近くの店に買い物に連れて行ってもらったり、
明日の準備をしたり、明日洗礼を受ける人が泊まりに来たので、
一緒に食事したりしたほかはレポート書いていた。

2004年5月16日(日)晴れ

天気がいいし、絶好の洗礼日和(?)だった。
なにしろ水につかるから、寒いときついだろう。

朝はいつも通り賛美伴奏の練習してから、
今日洗礼受ける人も一緒に(というか彼女がメインなのだけど)、
聖書の勉強の最後をやった。
帰国前に一通り終えれたのでよかった。

洗礼は特別な洗礼槽みたいなものは教会にないので、
ジョウが買って来た大き目のビニールプールで行われる。
既にこれで5回目なので「水の温度を調節するのにも自信がある」そうだ。
僕の母教会では、洗礼は滴礼といって、頭に水をつける(かける)やり方だったけど、
この教会では全身礼という文字通り水にザバーンと潜るやつだ。
はあ、なるほどこういう感じなんだなぁ、と思いながら見た。
洗礼前に証(どういう経緯で信仰を持ったかという話)も聞いた。
とてもよかった。

洗礼式は礼拝の中で行われたのだけれど、
今日は礼拝後には、結婚祝福式もやった。
これは、10年前から夫婦なんだけど、結婚式そのものはしていないから、
したいというたっての申し出によって行われたものだ。
知っている人は知っていると思うが、クリスチャンにとって結婚と言うのは、
神様の前での契約のことを言う。

なので、日本で一般的に考えられているように、
婚姻届けを出すといった法的なものや、一緒に生活する、
というものではない。(クリスチャンにとっては、という意味ね)
言い換えれば、結婚式していれば(つまり神と証人とミニスターの前で誓いをしてあれば)、
法的に入籍してなくても夫婦である。(普通は入籍もするけど、もちろん)
で、この夫婦の場合は、クリスチャンではなかったから、
この結婚(契約)式をやっていなかったので、やったわけだ。
これもまた心温まるとてもいい式だった。

そんなこんなで一日を終え、また夜は延々とレポートを書く。
なぜか、全然終わらない。

2004年5月17日(月)晴れ

昨日も夜遅くまで、書き続け、今日も朝から続けて、
午後三時についに最後のレポート完成。
自分でも予想外にかなりの分量を書いた。
ある種の感動を覚えた。

夕方近くまでレポートに費やしたせいで、
帰国前にどっかに遊びに行こうという思惑はついえた。
でもまあゆっくりしよう。

明日帰国だと言う実感がイマイチわかない。
不思議な気分だ。
実際日本に着くのは19日の午後になるので、
次の更新はそれ以降になると思う。

飛行機と旅の無事をお祈りいただきたい。

2004年5月18日(火)晴れ

ということで、帰国の日だ。
朝ごはんを食べ、予定の20分遅れで家を出た。
途中軽い渋滞にひっかかって少し怖かったが、
2時間半前には着いたので、悠々チェックインを済ませて、
ちょっとしたお土産を買う時間もあった。

お土産は正直難題だ。
もともと人に物を贈るのが苦手なのに加えて、
都市にありがちなことだが、NYに特に名物お土産みたいのはない。
NY饅頭があればいいのに、と少し思う。

飛行機の中だと落ち着けないと思って、
今日(18日)分の聖書を読んで祈ったりをして、
それから飛行機に乗った。

13時間半の旅。
隣の中国人のおじさんがやたらデカイ人で、
席が窮屈そうでかわいそうだった。

途中で頭痛くなりながら、映画を二本見た。
「最後侍」と「ロックの学校」(若干タイトルは変えております)。
どちらもそれなりに面白かった。

2004年5月19日(水)雲の上は晴れていたよ

日付変更線をまたいで成田に着くと、既に午後三時。
荷物の一番大きいやつは電車で持って帰る気が起きない重さなので、
宅急便で空港から送った。あの翌日には着きますってやつ。

久々の日本で、それなりにウキウキはしたんだけど、
なんか思っていたほどの感動はなく。
途中から降り出した雨に濡れながら、
フラフラと家に帰り着いた。
やっぱり、メールやネットで日本と接点結構あったし、
まるで昨日家を出て、今日帰ったような気もしたりして(大げさだけど)。

あ、でも夕食に母親が出してくれた焼き茄子はすごくおいしかった。
これはやっぱり日本の茄子じゃないと出せない味だ。

時差調整のために頑張って夜まで起きてから寝た。

2004年5月20日(木)知ってるかもしれませんが雨です

朝九時まで寝た。これでもう時差は大丈夫。
(と言いつつも、これを書いてる現在はすでに午前零時)

午前中は色々お金の計算をした。

午後は久々の下北沢をふらふら。
スニーカーを買って(サンダルしか履いてきていない)。
マンガを数冊買って(もう嬉しくて嬉しくて)。
携帯を契約して(プリペイド、プリペイド)。
お家へ帰った。

さして大きな変化はなかった。
あえて言うなら、ツ○モ電気がイシ○電気に変わっていたことくらい。

夕飯を食べようと思っていた時に電話がかかり、
仕事帰りのウルウが家にやって来た。
一緒に食べて色々話した。

で、そろそろこの日記も更新しなきゃと思ってあけたらビックリ、
かなりの人がページを見に来てくれていた。
みんな心配してくれてるんだなあ、と思って嬉しかった。
無事帰国しました。ありがとうございます。

*携帯を契約したので、番号とメルアドをお教えしたいです。
さすがにここには書けないので、メールくださると助かります(トップページの下の方にあるアドレスへ)。
ちなみに全然知らない人には教えられないのでご了承ください。

2004年5月21日(金)晴れ

ソラ○スをビデオで借りて来て、見た。
惑星ソ○リスのリメイク版だ。
それなりに面白かった。
でも惑星版よりいい、という程でもなかった。

2004年5月22日(土)晴れ

KGKの新卒者歓迎会に行ってきた。
僕は新卒者ではなく、歓迎するほうだったけど。
別に特に何したわけではないけれど。
久しぶりの人々に会えてよかった。

ところで、この日記のこと。
もともと米国にいる時の状況を書くのが目的なので、
帰国中は更新を甚だしく減らそうと思っている。
その分、今まで書きたいと思って書く暇がなかった文章を、
ちょっとづつ書いていこうと思っている。

なので、今まで頻繁に見てくれていたみなさまは特にご了承ください。

2004年5月23日(日)晴れ、のち雨

9ヶ月ぶりの母教会での礼拝だった。
特別変わったことはなかったけど、みんなにあえて嬉しかった。
夕礼拝で久しぶりにオルガンを弾いたけど、
体は自然と動いたし、慣れた礼拝のスタイルをすぐに取り戻せて、
いつも通りに礼拝ができた。よかった。

夜にカワカミといったビリヤード屋さんも健在で、嬉しかった。

2004年5月27日(木)晴れ

しばらく東京はやたらと寒くて、「まただまされた!」と思っていたけど、
昨日今日は暖かくなってきてホッとした。

特別に何かするでもなく、映画見たり、本屋やCD屋に行ったり、
つまるところ街をフラフラしたりしながら過ごしている。

日本に戻ってから手に入れようと思っていた本なんかを探し歩いて、
今日でだいたいそろった。
すごい勢いで出費したので、しばらくは控えようと思う。
いや、むしろ稼がなければいけない気もする。バイトを探そう。

新宿歩いていて驚いたのは、某デパートの宣伝だ。(下の写真)
東京でもこういうことが起こりえるようになったんだな、と思った。
時代は変わる…。

<もちろん右端のやつですよ>

2004年5月28日(金)晴れ

僕の育った街の写真。

<家から“池の上”に向かう道>

東京に戻って一番懐かしく、嬉しく感じたのは、家と家に囲まれたこの狭い道。
何というか、こう、落ち着く。


<同上、線路脇の道>


*四月後半からの日記に何枚か写真を付けました。

2004年5月30日(日)晴れ

礼拝終わって、昼飯食べて、教会の小中高生たちと水族館に行った。
楽しかった。暑かった。

その暑さがきっと引き金になったのだろう、
僕はカレーが食べたくて仕方がなくなった。
アメリカにいる時に、たまに食べたくなったものが三つある。
日本に帰ったら絶対その三つを食べようと思っていた。

1.焼き茄子(済)。
2.下北の、ある店のラーメン(未済)。
3.ココ○チのカレー(未済)。*コ○イチってのは、カレーのチェーン店で下北にも一つある。

夕食はカレーに決まった。

なぜ、ココイ○なのか?
まず、ごく単純に味が好みだから。
それに加えて、お気に入りのメニューがあるからだ。
ということで店に入ると、メニューも開かず即注文した。

しょんぼり:「牛もつカレーください!」

店員さん:「…すいません、メニュー変わっちゃったんで、それなくなりました」

やってくれたよ、狂牛病!
今の今まで自分には関係ない問題だとずっと思っていたよ。
自分が牛の内臓をこんなに愛していたなんて知らなかったよ。
失ってはじめて気づいたよ。
日本は確かに変わっちまったよ。

でも代わりに頼んだ豚しゃぶカレーは美味しかった(結果オーライ)。

*なんでこんなに長々と書いたかと言うと、ホントにショックだったからです。
「たかが牛丼でそんなに騒ぐなよ」と思っていましたが、実際に自分の身に起こってその悲しみを知りました。(笑うとこです)



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