2004年1月2日(金)霧

あけましておめでとうございます。

今年最初の日記は、霧のシカゴより。

先月27日から行っていたUrbanaでは、中盤から風邪をこじらせて、かなり本来の趣旨をずれた体験をしてきたので、「非日常的…」の方ではなく、この冷蔵庫の中身の一部として後日書くことにしようと思う。
まあ、ある意味非日常なんだけど、ベクトル違う非日常なんじゃないかそれは、みたいな。
まあ、なんというか病床日記?

はい。
ということで、昨日は元旦ながら体調悪く寝てましたが、今日は回復。
長兄サカエの家がシカゴのシティから北20キロ程の町、エバンストンにあるので、
現在そこで療養しつつ、散歩したりして過ごした。

ということで、今年もまた淡々と続けていきますのでよろしく。
ですます口調混じっててゴメンナサイ。

<気分はいつでも五里霧中!>


2004年1月3日(土)晴れのち雪っぽい雨的なもの

どうやら風邪はよくなったようだ。感謝。

サカエ家は朝が早い(というか普通)ので、とても健康的。
午前中に準備してシカゴの自然博物館に子供たちも一緒に出かけた。
子供向け展示が充実していて、なかなかいいと思った。
ロンドンの自然博物館の方が中身はいいと思ったけど、子供連れなら断然こっちだ。

その後、シティを見て回ろうかと思っていたけど、病み上がりなのですぐ疲れた。
帰ってトンカツを食べた。でりしゃす。

<エバンストン(from サカエ家の窓、まるでスウィートルームみたいなアパートに居住中)>


2004年1月4日(日)雪

歩いて二分の所にある、エバンストンで最初のユナイテッド・メソディスト教会に礼拝に行った。
すんげー荘厳な感じの建物だった。
正月だから土地にいない人もいるのか人は多くなかった。

午後、甥のシン君とサカエと三人で公園に行った。
雪合戦をした。
サカエと僕はがんばって本気で戦っていたので、とても疲れた。

<今日行った教会>


2004年1月5日(月)晴れ

サカエ家からジョウ家へ移る。
飛行機に乗っている時間はわずか2時間弱なのに、
チェックインと、荷物チェックに時間がかかるし、
飛び立つにも時間がかかるので、結局一日つぶれる。
なんかもったいない気分。

<とりあえず撮ってみたシカゴ>


2004年1月6日(火)晴れ

寮に帰ろうかな、と思ったが、美味しいスモークサーモンをもらったと聞いて、今日は食べていくことにした。
とはいえ、他にやること無いので(勉強しろよって感じだが)、シティにマンガを買いに行った。
ついでに、かねてから行ってみたかった中華街にも行ってみた。
特に感想はないけど。
勉強は明日からがんばろう。

2004年1月7日(水)晴れ

久々に寮に戻った。
変わった所はなかった。
相変わらず部屋の中はやたら暑い。

不思議なものだが、シカゴよりニューヨークの方が落ち着く。
最初来た時は「ニューヨークなんて!」と思っていたが、
やはり土地は慣れてしまうとそれなりに愛着が生まれるらしい。
学校のあるニュージャージーとニューヨークどっちがいいかと考えると微妙。
寮の部屋はもちろん慣れてるからとても居心地いいけど、
街としてはやっぱりニューヨークの方が面白い。

ニューヨークで一番楽しいのは、歩いている人々を見ることだ。
ホントに色んな人がいる。
人種も格好も違う。
見るといっても、どっかに座ってじーっと見るのではなくて(それはそれでいいけど)、
自分もその中をノコノコ歩いている時に「楽しい」と感じるのだ。

リンクに一件追加。

12月半ばくらいからの写真を色々のせた。

2004年1月8日(木)晴れ

教会の年輩の方からメールを頂いて、こういうタイトルが書いてあった。

「印象が新しいウチに…」

これ何て読むか分かるだろうか?
正解はもちろん「いんしょうがあたらしいうちに…」だ。
とある出来事があってその印象が新しい間に僕に教えてくれたのだ。
ところが僕はなぜかこのタイトルが理解できなかった。

まず、「印象」が「いんしょう」と読めなかった。
「印」と「象」を分けて考えて、「インドの象さん?」と思った(本気)。

さらに、「ウチに」を「家に」だと思い込んだ。
「新しい家に引っ越したのかな?」と思った(本気)。

「インド象が新居にやってきた…????」

メールの内容にはインド象も引越しも出てこなかった。

普通に「印象って何ですか?」と聞き返した。
真相を知ってマユゲが抜けそうになるくらい恥ずかしかった。

ところで、諸事情と、気が変わったという理由から、例のUrbana日記は、
やっぱり「非日常…」に書くことにした。
「この帽子…」が完成する前だが、印象が新しいウチに書いておきたいのでフライング。

2004年1月10日(土)晴れ

教科書読んでて感動して思わず涙した。
教科書で泣いたのははじめてです。
「泣いた青鬼(だっけ?)」(*)でも泣かなかったのに。

いや、信仰的に励まされたり慰められたりしてね。
そのうち、これについてはまとめて書きます。

それはそうと、メールしに学校行ったら。
なぜかネットにつなげなかった。
う〜ん。更新は遅くなりそうだ。
ちなみに、セミナリーホールで火事があったらしく。
ポリ〜スのテープが貼ってあって入れなかった。

*後日、これをテーマに卒論を書いたという人から訂正を受けました。「赤鬼」だと。全国の赤鬼のみなさま失礼しました。

2004年1月11日(日)晴れ

久々にこっちの(ニュージャージー)の教会に行った。
とにかく外が寒くて、服着てるのに(当たり前)教会着くころには体が冷え切っていた。
もうちょっと厚着せねばならないと思う。
昨日のこともあり、新たな気持ちで礼拝参加。
気分よく家に帰ったが、勉強してると、「なんでこんなに本読まなきゃいけないんじゃー」と、
いらいらしたり、しなかったり。いや、したんだけど。

2004年1月12日(月)晴れ

晴れだが昨晩雪が降ったらしく、地面は薄っすらと白い。
さぶい!と思いながら今日から始まる授業のために、
セミナリーホールに向かうが、火事の後処理はまだらしく、
教室が変更になっていた。

はじめてはいる建物に入って、目当ての教室にたどり着くと、
教授が中で準備を始めていた。
中に入ると笑顔で迎えてくれた。
トマス・オーデン教授だ。
彼は福音派の中でとても有名な学者の一人で、
とてつもなくリベラルな(つまり対極の立場の)この大学では異彩を放っている。
この人の書いた教科書を読んで一昨日感動したのだが、
どんな人かは知らなかったのでドキドキしていた。
とてもいい人でした(報告)。

授業も今まで味わったことのない居心地のよさだった。
でも本人が「厳しい」と言うだけあって、今日から金曜までのわずか5日の課題は、
かなりぎっしりである。もちろん毎日レポートだ。
とか言いながら一緒の授業受けてた韓国人に食事に誘われたので喜んでついて行った。
たらふく食べて、「昼食浮いたぜ!」と思いながら色々話して帰ったらもう夕方。

何とかレポートを書き終えたら、夜になっていた。
「もう一つ課題読んで寝よう」と思いつつレポートをプリントしにいくと、
プリントできない…。
何度試行錯誤してもできない…。
ドライバの再インストールしてもできない…。
「勘弁してよ」とつぶやき続けながら、
仕方ないのでもう一つのプリンタを箱から出してセットアップした。(*注)
終わった頃にはもはや課題を読む時間ではなかった。

とても悔しくて切ない気持ちでした(報告)。

注…何でもう一つあるかというと、頼みもしないのに(もちろん金は払わされ)コンピューター設備が全員に配られ、
僕が既に自分で買った後に、プリンタまで配られたから。もちろん「なんでやねん!」と叫びました。

2004年1月13日(火)晴れ、強風

午前中授業。
午後はずっと本読んでレポート書いていた。

ごめんなさい、うそつきました。
ずっと集中するのは無理なので、たまにDVD見てたりしました。
(トリック二周目、トリック3早く見たい。)

あと、来週の月曜に新しいルームメートが来るらしい。
ああ、広々とした生活は早くも終了か。
ちなみにカメルーン人らしい。ドキドキ。

2004年1月14日(水)基本的に晴れ

後期のための教科書を買って帰ってきた。
また山積みの英語の本だけど、さすがに慣れてきたので(あんまり)恐れはない。
内容は興味深いのばっかりだし。

夜レポート終えて、課題を読んでる途中で「洗濯しなきゃ!」と思い出す。
洗濯かごを抱えて地下に行くと、窓からふと外が見えた。
雪だよ。まただよ。どうりで寒いはずだよ。
カメルーン人って雪見たことあるのかな。
コートとか持ってるかな。
とかまだ見ぬ人を心配してみた。

全然関係ないが、このページ面白い。
聖書ものレゴ。

2004年1月15日(木)晴れ

明日はこの一週間授業の最終日。
レポート提出に加えて口述試験がある。
月曜から睡眠不足が毎日続いたが、明日で一区切りだ。

雪はたいして積もらなかった。寒いのは変わらないけど。

2004年1月16日(金)晴れ

午前中に口述テストを終えた。
緊張したけど、出来る限りできたので満足。
いやー、ホント充実した授業期間だった。

午後は月曜に来るルームメートのために、
部屋の掃除をして、慌ただしく寮を出た。
また兄ジョウの家に向かった。
来年の授業の実習のこともあるので、ジョウの教会に通うことにしようかと思い、
なるべく週末はこっちで過ごすようにすることにしたのだ。
夜は祈祷会。

芥○賞は最年少の受賞二人だったそうで。
誰か読んだ人がいたら感想聞かせてください。
僕は読まないだろうけど。

ニュ○ス・ステー○ョンのあの方は降板カウントダウンだそうで。
リニューアル後を見たら感想聞かせてください。
僕は見ないだろうけど。

2004年1月17日(土)晴れ

授業で睡眠不足が続いたせいか、気づくと昼まで寝ていた。

中華の食材店に行って胡麻油とか買った。
あと食器も色々買った。

メロンパ○ナちゃんが誕生する回のアンパ○マンを見た(二回目)。
「もうメロメロで戦う気が起きなーい」というバイキ○マンを、
三人がかりで殴りつけるアンパ○マン達ってどうなの?と思った。
そういう、自分達こそ正義→ 戦意喪失の相手に暴力で解決
というスタイルが今の問題を引き起こしたのじゃないか!
という議題で鍋を囲んだ夜の食卓は盛り上がりました。
しかも愛の花の蜜で生まれたメロンパ○ナちゃんの技は色仕掛け!
いやー、どうなんでしょう。
愛って相手をメロメロにさせる事なのでしょうか!

2004年1月18日(日)雪

天気予報では大したことないはずだった雪は、思ったよりも降り積もった。
礼拝前も後も、雪かき雪かき雪かき。
とてもいい運動になってしまった。

ちなみに礼拝は聖餐式があった。
あれ?一週目じゃないの?と思ったが、
月一回だけど、どの週にやるかは特定されていないらしい。
予告無しでやるより、決まってた方が心の準備もできると思うが。
いや、逆にある意味決まってないと毎回心の準備をするから、
それはそれでいいかも知れない(すごく前向き)。

夜は帰る前に夕食をジョウ家でいただくことになった。
教会に残っていた人たちも一緒にということになって、牧師館に集まった。
そしたらなぜか「スクラブル」というゲームをすることになった。
与えられたピースで英単語を順番に作っていくという、
絶対ネイティブとは一緒にやりたくないゲームだったが、
とても面白かった。
鮭のおいしい焼き方をトモちゃんに習うはずが、
ゲームに熱中しすぎて、「いや、今手が離せない」とか言い出す有様。
でも、ちゃんと勝ちました(二回目は)。

で、カメルーン人を迎えるために少し遅くなったけどマディソンまで帰った。

2004年1月19日(月)晴れ

来ない…。
せっかく迎えようと思って帰ってきたのに、
ルームメートはやって来ない。

ということで、一日本を読んだりして過ごした。
今読んでるのは、イスラムとクリスチャニティの違いに関する本。
ホントに狭義の本質に焦点を絞った本なので、
中途半端に「かるちゃー」なのと違ってとても面白い。

マリナーズの佐々木が退団するそうである。
契約一年を残しての決意の決め手は、子供の(日本に)残って、という言葉だそうだ。
インタビューに「やり残した部分はあるけれど…」と答えているのが印象的。
すごい決断だなあと思いました。
でも日本でまた投げてくれるのは、それはそれでうれしいな。

クリスチャン向けの短文みたいな詩みたいなものをモールスキンに書いた。
「それゆえ、わたしは罪人のかしら」


<キャンパスで子供達がそりをしていた>

2004年1月20日(火)晴れ

相変わらず部屋が暑い。
外は零下だけど、窓を(少し)開けて寝ている。
それでも朝起きると寝汗をかいている。
何という無駄だろう(光熱費込みの定額だから、僕は損しないけど)。
朝は起きやすくていいけれど。

もぞもぞ起きだして、図書館に行ってメールをチェックした。
例のルームメートはビザの手続きが終わらず出国できなかったらしい。
いつ着けるかは分からないそうだ。
僕はギリギリで割と早くビザ取得できた時に取ったけど、
今は日本でも時間がかかるらしい。
神経質になるのは当然だろうけど、
根本的な解決ができない限りこの状態が続くなら、
長いことこのままかも知れないな、とふと思った。

昼、米を洗って水につけてから銀行に行った。
チェック用の口座は持っているけど、普通の利息が高い口座を開くためだ。
やろうやろうと思いつつ暇がなかったけど、これでやっと安心した。

午後は本読んだり、「寄宿舎的魔法少年物語1巻」(さて何でしょう?)を見て、
「歯ー舞鬼ー」(さて何でしょう?)の役の子かわいいなあと思ったり、
「八百万神銭湯迷子的少女物語」(さて何でしょう?)を見て、
夏木○リって、これが地声なのかなと思ったりした。

夜の礼拝があるかな?と思ってセミナリーホールに行ったけど、
やっていなかったので、そのままキャンパスをフラフラ散歩した。
すごく寒いので人は僕以外誰も歩いていない。
星はとてもきれいだった。


<夜の散歩>

2004年1月21日(水)晴れ

今日から三日間の授業がはじまった。
授業名はそのものズバリ「音楽」。
三日歌を歌って一単位もらえるので文句はない。
先生の音楽センスもいいから楽しめるし。

先生が作ってきた簡易ミュージカルみたいのをやるのだ。
「昨日書き上げた」という(実際には完成していない)楽譜と脚本にそって、
3時間×三日で仕上げるそうである。
練習している最中も、「あ、ここはこうしよう」と言って、
ガンガン書き加えていく様はなかなかやっていて楽しい。

ちなみに先生はハンサムだが、びっくりするくらい巨漢なので、
ピアノの椅子が壊れそうで怖い。

夜は昨日に引き続き寄宿舎的魔法少年の第二巻を見て、
歯ー舞鬼ーのチャームポイントは額にしわがよる事であることを発見した。
関係ないが、DVDは特典が色々ついてて面白い。
未公開シーンとか見ると、「ああ、この人熱演しているのに、
カットされちゃって出てないことになるなんて、とてもかわいそう」
とか思ったりする。


<新しく買った食器で夕食。味はイマイチ(メインは茄子とひき肉とキムチの炒め物)>


「非日常…」の「生きているって素晴らしい」(一応)完成。
もうホント、申し訳ないくらい趣旨ずれた日記だから面白くなくてもゴメンなさい。

2004年1月22日(木)晴れ時々小雪

音楽の授業。
なんか学芸会の練習みたいになってきた。
僕は役はないので、コーラス部隊の一員。
役の人たちが練習している時は、ボーっと見ている。
これで単位もらえるんだから嬉しいものだ。少し退屈だけど。

昨日の昼は(昼食時間を挟む授業だから)わざわざ帰って料理したが、
今日は昨日初めて会った韓国人ヒュジョン君に誘われたので食べに行った。
韓国人がやっている寿司レストランだったけど、味はなかなか。
普通においしかった。しかもおごってもらった。

アニメのDVD持ってるよ、という話をしてて、
貸してあげることになったので、午後はヒュジョンの家に行った。
映画DVDをいっぱい持っていたので、見たかったのに見ていなかった
「暗殺者記憶喪失的物語(さ、何でしょう?)」を見させてもらった。
プロジェクターを使って白い壁一面を使って見たので、
さながら映画館のようだった。
中古で買ったというが、プロジェクターとはなかなかやるな、と言う感じ。
夕飯は近くのコリアンレストランで食べた。
とてもおいしかった。(今度は半分払わせてもらいました)

韓国人の人々はとても親切にもてなしてくれるので、
冷めた日本の都会的付き合いに慣れている(悪いとは言ってない、むしろ好き)僕は、
たまに申し訳ない気持ちにすらなってしまう。
誰かいい付き合い方のアドバイスをください。

2004年1月23日(金)晴れ

学芸会の練習は終わった。
後は火曜の本番を待つのみである。
すごく乗り気じゃないが、仕方がない。

また夕方ジョウ家に来た。
来年度の実習の授業の関係で、
この教会に定期的に来ることになりそうだ。
来週の水曜に学校の担当教授と面接して決めることになる。
英語で面接なんて最初はちびりそうだったけど、
やっぱ慣れってすごいもんで、今はもう全然平気だ。

手紙書いた。

2004年1月24日(土)晴れ

本を読んで一日過ごした。

2004年1月25日(日)晴れ

クリスチャンの間でしばしばこんなセリフが聞かれる。
「僕(わたし)、自分に愛がないのに気づいてさあ、どーのこーの」
僕は自分に愛がないのに今日気づいた。遅いって。
何となく理解はしていたけど、「なるほどぉ」と実感した。

今日の礼拝のメッセージは愛について。
聖書の箇所はTコリント12:29〜13:13。
有名なとこである。
特に13章の4〜6節。
「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。
愛は自慢せず、高慢になりません。
礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、
人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。
すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、
すべてを耐え忍びます。」


これを自分に具体的にあてはめて考えてみよう、というのだったけど。
いや〜、これは厳しいね。ないね。これ、ないよ。
あっても歪んでるか、かなり少ないかだね。

ということで、とても熱心に祈ることになりました。
神が僕を愛するように、人を愛する人間になれますようにと。

「私たちが神を愛したのではなく、神が私たちを愛し、
私たちの罪のために、なだめの供え物として御子を遣わされました。
ここに愛があるのです。」(Tヨハネ4:10)


はい。もう仰るとおりです。

夜は鍋でした。心も体も温まりました。

2004年1月26日(月)晴れ

雪の予報は外れて晴れた。
それでも−5度なので普通に寒い。
家に帰って明日の準備。
後期の授業がはじまる。

2004年1月27日(火)晴れのち雪

年末、消息を気にしていた人達にクリスマスカードを出してたのだが、
その内の一人から久々に今日メールがあった。
嬉し。

例の学芸会的発表会は三日の授業でやったとは思えない、いい出来だった。
観客にもかなりウケはよかったようだ。
これで単位くれなかったら笑えるが、大丈夫なはず。

今日から授業。
とはいえ、最初クラスは普通どれもシラバス(授業内容の予告資料)を渡して、
授業の説明をするだけだ。
教会史の教授二人はとりあえず良さそうな感じでホッとした。
課題はまた多いけど。

教科書の買いそびれていたのを手に入れに大学本屋に行くと、
実は買わなきゃならないものが結構あって、
前学期よりさらに出費がかさむ。
ぜってーこんなに読みきれないと思うが、
終わってみると大概読んでる(というか目は通している)もんだ。
頭に入ってるかどうかは別として。

夜の新約の授業に行くと、教室に誰もいない。
人の良さそうなおばちゃんが「今日は雪のせいで5時からの全授業中止よ」
と教えてくれる。ちなみにこのおばちゃんが授業の先生だそうだ。

帰り道、積もりそうな雪がぽさぽさ降っていた。


<二冊まだ足りないけど、後期の教科書たち>

あ、22日に「暗殺者記憶喪失的物語」は何でしょう?というのを書いたが、
「わかんねーぞ、気になるぞ」という人がいたので、ヒントを加えます。
ヒント:「この骨、誰の?」(誤訳)
さ、わかったでしょうか?

2004年1月28日(水)小雪

午前中に面接のアポを取っていたのに、
多分雪のせいだと思うけど教授にすっぽかされた。
噂されてたほど大雪じゃなくて、全然大したことないのに…。
困ったもんだ。

午後は二つ授業があった。
組織神学(総合的神学というと内容が分かるだろうか)と、
世界諸宗教の2クラス。
組織神学は教授が二人いるのでどっちか選べる。
今日の人も予想してたよりいい感じだったので迷いそうだ。
ただ、授業の合間に時間がないから夕食が困りそうだ。
とりあえず明日の朝、もう一人の授業を見て決めることにした。

昨日の話だが、日本の友人タマが送ってくれた料理の本が届いた。
その本見てて「日本の茄子はやっぱり小さいなあ」と思った。
いや、でかいんだ、こっちの茄子。
たぶん顔の小さいアイドルの顔より大きいと思う(分かりづらい)。

…今調べてきたけど、キッコー○ンのウスターソースの、
500mlのボトルよりちょっと大きいくらいの長さでした(分かりづらい)。
太さは…、僕の二の腕(力こぶ)くらい…(分かりづらい)。
でも味は圧倒的に日本の茄子がいいです。
焼き茄子が食べたい。焼き茄子が食べたい。焼き…。

関係ないけど、黒○硫黄の「茄子」シリーズはお気に入りの一つ(マンガの話)。
アンダルシアがアニメ映画になってたけど、あの原作はこの「茄子」の1エピソード。
ああ、スライスした茄子焼いて鰹節と醤油をかけて食べたいなあ。(しつこい)

2004年1月29日(木)晴れ

朝、もう一人の組織神学の教授の授業に出て、こっちにすることにした。
内容はあんまり変わらないが、メイン教科書の一つが、
既に日本で読んだことのある本だからやり易い。
何より課題が少ない。
朝だから健康的な生活ができるし、よさそうだ。

ただ、二人とも妙にフェミニズムを強調する教授たちだ。
ちょっと(というか、かなり)しつこいくらい。
例えるなら、てりやきマッ○バーガーを三つ連続で食べるくらいのしつこさだ(分かりやすい)。
本人が「プロセス神学とフェミニズムを強調した授業です」と言うくらいだから(昨日の人)、
ある種の潔ささえ感じられていいんだけど。
でも、二人ともそうだと選べないじゃん、みたいな…。(*注)

教会史の授業をはさんで、夜は新約学。
やたら課題が多いことがわかった。
その分勉強にはなりそうだけど、怖い。マジ怖い。
でも本当に牧師になってから役に立つように、
と考えられているプログラム(に見える)ので、嬉しい。
ちなみにこの人も「フェミニズムの観点から…」って言ってた。
言わないとクビになるのかな…。
いや、別にいいんだけど…。

*注:実際授業始まってみると、この先生はいいバランスでやっている。
というか、後で分かったが、「フェミニズム」って言わないとクビになるのか?説は大げさではあるけど、あながち的はずれではない。
何しろ学校のカタログに、そういう色んな観点の授業をします、というポリシーみたいなことが書いてあるので、多分そういう心意気を見せないといけないのだろう。

2004年1月30日(金)快晴

夕方、久々にクニシゲさん家に遊びに行った。
今日はチェコからの留学生でPHDコースにいる
カーラさんを招くから一緒にどうかと誘われたので、
そしてチェコのデザートを作ってくれるって、と言われたので、
喜んでお邪魔した。

カーラさんはとても感じのいいお姉さんだった。
チェコのアップルパイみたいなもの(発音は覚えられなかった)を食べた。
パン生地を重ね巻いて、間にジャムっぽいリンゴを混ぜた感じのもの。
ほのかな甘さでとてもおいしかった。
日本人好みな味だと思った。

食後にサン・シティというCDのメイキングビデオを見た。
80年代半ばに、有名なミュージシャン達が、
アパルトヘイト反対のために企画したCD。
ちょうど今日の朝に解放の神学について勉強してた所だったので、
なんか、こう、とてもリアルに胸に迫るものがあった。

抑圧、偏見、無意識に、あるいは意識的に、個人と、集団で、病んでいて、罪。
解放。自由。正義。
昨日の続きで言うと、フェミニズムももともと抑圧からの解放なんだろうけど、
逆にフェミニズムによる抑圧があるのかもな、と。
それとも、そこまでしなけりゃならないほど根が深いのか。
それでも、リベンジという言葉が人のものである限り、苦しみは続くだろう。
大学3年の時だったか、授業で教授がボソッと言った言葉が今も心に残ってる。
「『女性が(抑圧されていて…)』と言わなきゃならないですむ時がくればいいな」

でも、結局価値基準が違ったら意味ない気がする。
罪って何?正義って何?自由って何?

僕はとても保守的なので、聖書と使徒信仰にこだわりたいのです。

(今日は抽象的な独白なので分かりづらいです。ゴメーヌ。)

2004年1月31日(土)快晴

よく晴れた気持ちのいい日。
空気は冷たいけれど、それもまた心地よく感じる。
自慢の笑顔が少し強張っちゃうけどね。

気温が低いから雪はとけようとしないんだ。
でも風が吹くと樹の上から少し凍りついた雪が、
太陽の光を浴びてキラキラ輝きながら舞って来る。

僕は少し目を細めて空を見上げる。
広い宇宙(そら)…。
雲ひとつない…。
まるで嘘のように澄んだ青…。

そんなステキな一日。

ほとんどずっと部屋で背中まるめて本読んで過ごしました。
た〜のし〜な〜(ルパンの声で)。あはははは。



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