2003年10月1日(水)晴れ

新しい月になった。まあだから何ってこともない。
昼にメールボックスを見に行ったら、
冬服の(自分で送った)ダンボールが届いていた。
急に寒くなってきたから、ナイスタイミングだ。
これで多分自分で送ったものは全部届いた(計4箱)。
本棚も充実したし(マンガで)。
もうすぐ中休みの週だし。
徐々に自分がだらけていく様子が手に取るように分かります。
ダメだ。

*一応背景を(僕的)秋色にしてみた。

2003年10月2日(木)晴れ

やばいよ。10月でこれだと、冬は相当大変なことになるよ。(寒さ)
とか言いながら、冬が好きな僕は内心にやけている。

今日もバスケをやった。まぶたちょっと切って血が出た。
ボクサーじゃないんだから。
今もまだ少し痛い。しかも突き指した。散々だなホント。

明日から読書週間でしばらく授業休みである。
色々遊ぼうと思っていたが、なぜか今日妙に勉強したい気分になってきたので、
みんなが遊ぶ中、一人部屋にこもって勉強しようかな、と思い始めた。
ま、明日になったらまた気持ち変わってるかもしれないけど。

あと、結構衝撃的なことだが、今僕は電話を所有していない。
誰からも電話を受けることもできないし、かけることもできない。
部屋がかわって電話線のあるところになったから、
やっと回線ひこうかと思ったが、手続きが妙にややこしかったので、
何かもう諦観気味だ。(「ていかん」って読むんだ!あきらめ気味ってことだぞ!良い子のみんな!)
ああ、日本にいた時は携帯電話持っていたのが嘘のようだ。
結構快適な生活ですよこれ。
車もないし電話もないので、まさにイッツァスモールワールド状態。



<何見てんのさ 〜リスと落ち葉〜>

2003年10月4日(土)概ね晴れ

暖房が入るようになった。
暖房中は寒いどころか、半そででも大丈夫。
でも、自分で操作するわけではない。
入ったり入んなかったりして、誰が操作しているのかわからない。
ちょっと怖い。

2003年10月5日(日)晴れ

舌の裏に口内炎ができた。痛い。

ということで(何が?)、今日は歩いて30分の教会に行った。
アライアンスという教派の教会だ。
アライアンスの中では全米一の大きさの教会らしい。
でも、別にそんなにすごいってほど大きいものでもなかった。

礼拝は結構驚いた。
最初にいわゆるCCM(*1)と呼ばれる賛美歌を20分くらい歌う。
献金。
聖餐式。
説教(*2)。
祝祷(祝福の祈り)。
終わり。

すごくあっさりしてた。
迎えに来てくれたクニシゲさん曰く、
「日本人がアメリカのリバイバル系保守といって想像するまんまの感じでしょ。(*3)」
思えばそういう教会に今まで行ったことなかったので、今回初めてと言える。
「ふ〜む、なるほど〜」と思った。

ということで(何が?)、ここに通うことにしよう、と何となく決めた。

午後はめいっぱいクニシゲさんちにお邪魔して、
アメフトの試合を見まくった。やはり面白い。

*1.CCM=コンテンポラリー・クリスチャン・ミュージック。ロックとかポップスの音の賛美歌。
*2.ハガイ書の講解説教の最初だった1〜5節。とてもいい感じ。ハガイってのが渋いよね。(*4)
*3.分からなくてもいいです。何となく雰囲気だけ感じてください。(無理だ)
*4.ハガイ書というのは旧約聖書の中の一つで、わずか二章の短いやつ。
講解説教というのは、1節ずつ詳しく聖書の言葉を解説していくスタイルの説教のこと。

2003年10月6日(月)晴れ

日中は勉強をして、夜クニシゲさんの家に行った。
なんでも今日は面白いアメフトの試合があるという。

いや〜、めちゃめちゃ面白かったね。
多分ほとんどの人がさっぱり分からないと思うけど、あえて書く(*1)。
コルツ対バッカニアーズの試合だった(*2)。
第一クゥオーター(*3)でインターセプト(*4)されたり、ファンブル(*5)したりして、
コルツは二回のタッチダウン(&キック)(*6)を決められて14対0。
その後もバッカニアーズの鉄壁の守り(*7)に阻まれ続け、
第三クゥオーター終わった時点で7対28。
もう誰もが試合が決まったと思い、客席には帰る人たちの様子が見える。
クニシゲさんもふてくされて僕の持ってきた漫画を読み始めた。

ところが、第四クゥオーターになってもコルツは諦めていなかった。
しぶとく1タッチダウンを決めるも相手にも決められ、残り4分。
ところがここからオンサイドキック(*8)を成功させさらに攻撃続行。

とにかく、その後4分のクゥオーターバック(*9)と
レシーバー(*10)は鬼気迫るものがあった。
ガンガン投げ、ガンガン取りまくった。
なんと4分間のなかで3タッチダウンをあげて、残り30秒にして追いついてしまった。

さらに延長で相手の攻撃を防ぎきり、一回失敗しながらも相手側反則で得たチャンスに、
キッカーがみごとフィールドゴール(*11)を決め勝利。NFL記録になる逆転劇だった。

こういう試合が日本で放映されたら一気に人気出るだろうな。

*1.ジャンプで連載している「アイシールド21」を読んでから読むと分かりやすいです。
メンドイという人は思い切って読み飛ばしてください。

*2.コルツというのは子馬。バッカニアーズはカリブ系海賊だね。
*3.アメフトは15分×4で一試合。でも色んなタイムを取るから普通2時間以上かかる。この試合は4時間…。
*4.パスカットのこと、アメフトは攻撃側と防御側がはっきり分けられて進むけど、
パスカットした場合は、そのまま攻め込んでいい。

*5.落球。ひざより上が地面に着く前に落球した場合、先に取った側がそのまま攻められる。
*6.タッチダウンは相手陣の最後まで攻め込んだこと。6点入る。さらにその後、キックかアタックか選んで、
ボーナス的な得点のチャンスがある。この場合のキックは1点。

*7.バッカニアーズはここまでの3試合で1タッチダウンしか許していない。驚異的な数字。
*8.説明が難しいが、ようは成功したら攻撃続行でき、失敗すると非常に危険な目にあう、
ばくち的な作戦なのである。

*9.パスしたり、走ったり、走らせたりする攻撃のキーマン。花形ポジション。
*10.パスを受け取るのが専門の選手。
*11.キック専門の選手がキッカー。フィールドゴールは3点。

2003年10月9日(木)晴れ

うしぃひへへへ。(←気持ち悪いアゲイン)
念願のメトロポリタンに行ってきた。よかった。

朝いつもより3時間早く起きて(でも普通の人と同じ)、ご飯食べて、昼食用のおにぎりを作った。
図書館に行って、時差のせいでなかなか返事書けなかった、
携帯からメールをくれた人への返事を送った。
でも途中で時間がなくなって、おにぎりをリュックに詰め込んで駅に向かった。
ちなみに駅は徒歩5分くらい。

今日は長袖シャツに薄手の黒セーターで出たけど、すごく暑かった。
どうもうまく服を気候に合わせることができない。慣れないせいか。
ニューヨーク直通の電車はなんと1時間に一本しかない(オフピーク時)。
でも時間表を確かめておいたので、割とすぐ来た。

50分でニューヨークのペン・ステーションについて、
お昼用のペットボトルのお茶を買った。2ドルもした。たけー。
で、メトロポリタン博物館は歩いていくには遠すぎるので、地下鉄を探して駅をうろうろした。
見つけて路線図を見てると、馴れ馴れしく肩に手を置く奴がいたので、
「なんですか、このやろー」と振り向くと、同じ寮の韓国人のおじさん(お兄さん?)がニコニコしていた。
彼はVisaの手続きで来たらしい。これから63ストリートまで歩くと言う。
ちなみにペン・ステーションは34ストリート。はっきり言って遠い(*1)。
メトロポリタンとペンの途中だから一緒に行こう、と言われたが、
「いや〜、無理でしょ」と言って断った。結局彼は歩いて去っていった。すげー。

僕はちょっと歩いてから、南北に通る地下鉄の一つに乗った。
なんでも9.11テロ以来、地下鉄の路線変更があったらしく、
日本語のガイドブックはあてにならないとインターネットのサイトにあった。
なにしろ僕の持ってるガイドブックにはワールドトレードセンターが載ってるくらい古いから(*2)、
当然あてにならないだろう。
ということで、おのぼりさんよろしくキョロキョロしながら電車に乗った。

77ストリートで降りて、少し歩くとすぐセントラルパークに着いた。
メトロポリタン博物館も発見(セントラルパーク内)。
公園をキョロって子供がベビーシッターと遊んでいる芝生の隣に座って、おにぎりを食べた。
ふと後ろを向いたら警察官が三人すーっと動いてた。
え?
そう、前ニュースステーションとかで特集されていた、立ち乗りでウィーンって動く乗り物に乗っていた(*3)。
はじめてみた。珍しいのでじ〜っと見た。向こうも僕をじ〜っと見た。

さて、本題の博物館なのだが、もうニヤニヤしちゃうくらい楽しかったね。
芸術に造詣が深いかと言うと全くそんなことないし、どこがいいのかさっぱり分からないものも多いけど、
もともと絵は好きだし、考古学を勉強するようになってからは、物を見るのも好きになった。
最近は宗教画が特に興味の対象だけど、今回も色々気になるものがあった。
でも、全体的に何がどこにあるかを覚えて慣れるのが目標だったので、
詳しく話すのはまた今度行った時にする。カメラ忘れたし。

帰りはロックフェラーセンターの裏にある紀伊国屋に寄った。
マンガを買いたかったのだ。ダメだ。やってること日本と変わらないじゃないか。
でも買った。
高かったよ。特に新刊とかわざわざさらに高くしてあんの。
でも「わんぴーす」と「はんたーはんたー」を見つけてしまったからには欲しかったので、
ちょっと涙目になりながら買いました。
あとね。久しぶりに日本人がいっぱいいて、日本語がいっぱい話されているのを聞いて、
「あ〜」って思った(色んな感情がこもっております)。

*1.ニューヨーク・シティーは碁盤目状(オセロ盤の方が分かる?)に区画されている。
南北に走る道は1stアベニュー、2ndアベニュー…、と並んでいる(東から西に向かって)。
東西に走る道は34ストリート、35ストリート…、と並んでいる(南から北に向かって)。

*2.そうかぁ、これが今はグラウンド・ゼロになっているんだ。そうか。と思った。
*3.こういうやつ(下図参照)。


<ウィーンって動くやつ>

2003年10月12日(日)晴れ

礼拝に出れるかどうかは、クリスチャンとして死活問題なので、
ここまでの数週間は、教会行ったら「今日は時間が違うのでもう終わっちゃいました」
とか言われたらどうしよう、と毎回ドキドキしていた。
初めての土地に来た時の日曜日はいつもドキドキものである。
でも今回からは行く教会が決まっているので安心だ。
非常にすがすがしい気持ちで教会に向かった。
先週行ったアライアンスの教会だ。

やっぱり慣れると言うのは一つの大事なポイントだと思う。
「教会」そのものに対しては慣れているから不安はないが、「初めての教会」は入るときにちょっと緊張してしまう。
こう考えてみると、キリスト教に縁遠い多くの日本人が、
初めて教会というところに行ってみようとして実行する勇気は、
すさまじく称賛に値するものだなあ、と思う。
しかも知り合いとかいなくて、ひょこっと近くの教会へ、というのはすげー難しいことに違いない。
クリスチャンのみなさん、行ってみたそうな人が回りにいたら、懇切丁寧にちゃんと連れて行ってあげましょうね。

また前置きが長くなったが、ようは慣れた二回目の礼拝だったので、
今日はより一層集中して恵み多い時間を過ごせたということが言いたかったのだ。
説教もすごく自分を探られ諭され導かれるものだった。
何しろ聖書に基づいたメッセージなのがいい。当たり前のことだね。
でも悲しいことに聖書あんまり(あるいは全く)関係ない、「自分の言いたいこと」説教をする人も時にはいる。
「それは神様の言いたいことじゃなくて、お前の言いたいことだろ!」と思わず突っ込みたくなる。
神の言葉を聞きに来たはずなのに、何でこの人の話を聞かされなきゃいけないんだろ、と悲しくなる事もあるのだ。

ここ最近焦ってた。
あれやんなきゃ、これやんなきゃ、と思いながら、結局遊んでたりして。
いい成績取るためには教授ウケのいいレポート書かなきゃ、
でももっと大切な書かなきゃいけないこと削ってんじゃないかな、とか思ったりして。
今日の説教はハガイ書の続きで1章全体だったけど、「主を第一にすること」がメインテーマだった。
なんかそれ聞いて、「分かってるつもりで、結局そこんとこが抜けてたんだよなあ」
と深く自省させられた。焦りも落ち着いた。
また一つずつやることやってくだけだ。
「主にゆだねる」ってのは過去と現在をゆだねるだけじゃなくて、未来もゆだねんだ。

と、書いててふと「モモ」(ミヒャエル・エンデ著)の掃除夫(名前なんだっけ?ベッポだっけ?)
がこんな内容のこと言ってたのを思い出した。

"長い道を掃除する時、先のほうを見ると「ああ、まだまだある」ってげんなりなんだけど、
自分の足元だけに集中して掃いていくと、いつの間にか終わっているんだ。"

これ読んで子供心に「なるほどお」と感心した。
それから僕はいっつも下ばっか向いて歩く暗い人間になってしまったけれど…。
でも完成図は何となく見えてるんだ。掃除の終わりは知っている気がする。
だからホントは暗い人間ではない、はず。幸せだね、僕は。

はい、今日は完全独り言モードでした。しかも自己完結文章だったので意味不明だったに違いなく。
読ませておいてなんですが、こんなん読むよりも、その倍の時間聖書読むことをお勧めします。
えへへへへ。

*「とりっく」の1&2と映画版のDVDを見終わりました。
3が始まるようですね。(始まってるのかな?)見て〜な〜。

2003年10月13日(月)晴れ

いつも買い物に行く店の名前はストップ・アンド・ショップという。
訳すと、「止まれ、そして買え」ということになる。(異論は受けつけません)
まあ日本でいうと(というか下北でいうと)「だいえー」とか「ぴーこっく」とかと同じ感じのお店である。
食料品と日用雑貨がいっぱい売ってるとこ。

この店の一角にパンを扱っているところがある。作りたてのパンが並べられている。
さらにその一角にドーナツがいっぱいあるショーケースがある。
つい最近これに気づいてしまってからは、もうダメだ。
何しろできたばっかの美味しそうなドーナツが一つ49セントだ。
甘いもの大好きだっつーの。
以後この店に行くと2回に1回は思わず買ってしまう。(毎回でないところがビンボくさい)

僕はドクターペッパーが好きだ。
かなりくせのある薬みたいな味の炭酸飲料で、
日本でも売っているが人によって好き嫌いがはっきり分かれる。
あんまり好きという人に会わないが、日本から撤退しないのを見ると、
多分好きな人は相当好きなんだろう。
僕が大学時代バイトしていた、ゲームショップの店員はみんなこれが好きだった。
僕と趣味が近い人は好きなのだろうか。
まあそれはいい。
で、このドクターペッパーの2Lボトルが、日本の500mlボトルの値段より時として安く売っていたりする。
買っちゃうんだな〜。

僕はツイストのストロベリー味が好きだ。
これを知ってる人はほとんどいないだろう。
多分日本では輸入物を扱っている所以外では置いていないと思う。
赤いロウソクをねじねじっと巻いた感じの、「着色料100%」みたいな感じのものだ。
分かりづらいと思うので、写真を載せようと思って撮ってみたが(ばかばかしいと思いながら撮った)、
写真にすると何だか公共の場に公開してはいけないもののような禍々しさを放っていたのでやめた。
代わりに絵を書きました(最近こればっか)。(下図)
ていうか絵でも何だか気持ち悪いものになってしまった。
でも実物はそんなに、ひどくない…、と思う…、けど…。
今はハローウィーンが近いのでお菓子が大量に安く売っている。
で、見つけちゃったんだ。買っちゃうんだな〜。(高くはない)

この食生活はやばい。と確かに思っています。
でも買っちゃうんだな〜。
「止まれ、そして買え」「うん、僕買う」
みたいな。ダメだ。

さ、明日からまた授業開始だ。がんばるぞっと。


<ハートマークがむしろ怖さを演出>

2003年10月14日(火)晴れ夜から雨

授業再開。今週はやることが多いから、集中。
前から分かっていたが、やはり追い込まれないと集中できない性質らしい。

シャワーが出ないと前言ったが、今も度々出ない。
時間帯によって出やすい時と出にくい時があるのに気づいてきた。
でも、安心してくれ。風呂場にもヒーターがあるの発覚。
出なくても凍えません。
いや、出てほしいけど。

2003年10月15日(水)晴れ

メジャーリーグのプレーオフが熱を帯びている。
両リーグ(アとナ)とも7戦目まで行っている。
マリーンズは勝ち越してワールドシリーズ行き決定。
そして明日の晩ヤンキースとレッドソックスの最終戦である。
でも、その時間授業やってる。がーん。
まあ終わってから行っても途中から見れると思うので、
授業後はユニバーシティ・センターへ行くつもりだ。

今回はマルティネスとクレメンスの投げあいである。
クレメンスは前回が現役最後の登板になったかも知れないから、今回はホームだし感慨もひとしおだろう。
そんなに毎回見ているわけにはいかないが、前回の二人の先発試合を見ているので楽しみだ。
その試合ではマルティネス(レッドソックス)がヤンキースのコーチを
首投げする乱闘シーンがあった。この最終戦はいわくつきの一戦なのだ。


<首投げの図。突進力が加わっていたので、転がされただけでゴロゴロまわされていた。セリフは想像>

10月16日(木)晴れ

いや〜、プレーオフ面白かった。
メジャーリーグは日本でも報道されているだろうから、内容は書くまでもないだろうけど、
ヤンキースが劇的逆転勝利で、ワールドシリーズ進出を決めました。

旧約の授業中も前に座ってた奴は、パソコンでノート取りつつネットで試合の実況見てた。
さらには、レッドソックスが4点目入れた時は、何とみんなに大声で報告する奴までいる始末。
先生も(前出てきたじーちゃん)、普通にその話に乗っかってしばらく話した後に、
「ていうか授業中に何やってんだ君は」ってノリ突っ込みまで入れていた。
やっぱり英語でもノリ突っ込みってあるんだ〜、って感心した。
ちょっと「ノリ」の部分が長すぎるけど。ってそんなことはどうでもいいっつーの。

授業が終わってダッシュでユニバーシティセンターのテレビの前に着くと、5回の途中だった。
6回終わった所で、何か周りががやがやしてきた。
「お、みんな見に来たのかな?」と思ったら、ここでリンボーダンス大会をやるらしい。
やんなよ!
しかもリンボーかよ!
そういう空気じゃないだろ!

理解に苦しむがリンボーやりながら野球も見れば盛り上がるじゃん、ていう発想なんだと思う。
俺が盛り下がるっつーの!

ということで、一生懸命早足で寮に戻る。
いつもは真っ暗でこけないようにゆっくり歩く裏手の林も早足で一気に抜ける。
やればできんじゃん、とホントどうでもいいことで自分を見直す。
部屋に戻って勉強中のルームメートに頼んでテレビを見せてもらう(僕は持ってない)。
その後、試合は終盤でヤンキースが追いつき、逆転サヨナラで終わるまで延長11回まで長引いた。
普通に12時過ぎてた。かわいそうにルームメートはめちゃめちゃ気を散らしながらレポート書いてた。

松井も活躍してました。マリーンズとワールドシリーズって、日本でも放映しそうですね。
実際面白いと思う。サマータイムの終わりの大イベント。
勉強しなきゃだけど、何度か見ちゃうだろうなあ、きっと。

あ、ちなみに昨日絵で描いた転がされたコーチは優勝後控え室で感動の涙してました。
よかったね。じーちゃん(熱いじーちゃんだ)。

2003年10月17日(金)晴れ時々雨

課題やんなきゃならないってのに、今日は他に色々やることがあった。
午前中は留学生それぞれにネイティブの会話パートナーがつくので、その人との面談があった。
午後は12時から5時までのワークショップがあった。講習会だと思ってもらえればいいです。
これは実践神学の授業とっている人は必ず出なければならないもの。
内容は聖職者の男女間の問題について。
ようするにセクハラ問題とか、どこまで個人的に仲良くなっていいかとか、
結構繊細でなおかつ重要な問題の講習会だった。
今実際にアメリカ国内で度々問題になっていることだからってのもあるけど、
これは確かに普遍的にきちんと考えるべきことだと思うから、いい講習会だと思う。

たださすがに5時間ぶっつづけはきつかった。二回に分けられても困るんだけどね。
帰ってきたらもうヘロヘロで、これからレポート書くのきつい〜、
と思ったけど気力を振り絞って一個書ききった。詩篇の解釈(釈義)レポ。

でも明日も一日で文献読んで一個レポート書くつもりなんだよね。
今考えるとめまいがするので、もう寝る事にする。
昨日のナイターと今日の早起きで猛烈に眠い。

2003年10月18日(土)晴れ

さすがに朝すぐには起きれなかったので、少しゆっくり寝た。
オルガン弾きに行こうと思って礼拝堂に行ったが、使われていたので弾けなかった。
夕方もう一回行ったけどやっぱり空いてなく、しょんぼり。

仕方なく教会史のレポートに集中したが、これが予想外に時間がかかった。
「マリアのキリスト論における位置づけと意味合い」がテーマ。
本当はとっくにノルマを果たしているので、書く必要ないんだけど、
B+とA−の境を成績が行ったり来たりしているので少し頑張ってみた。
我ながら小賢しい奴である。(「こがしこい」って読んではいけません。「こざかしい」です。)

とにかく最低限のやんなきゃいけないことはこの二日でこなしたので、
明日明後日は兄ジョウの家に泊まる予定だ。

あ、関係ないが読者からお便りがあって、
今月の13日の日記に書いた「ツイスト」は東京競馬場で売ってるそうです。
へえ…。
ちょっとしたトリビアですね(そうか?)。
ちなみにこの人ドクターペッパー好きだそうです。おかしいな、江戸っ子のはずだが。

あ、さらに関係ないけど、「トリビア」って本当に度々使われている言葉です。
こっち来て既に二回くらい実際に使われているのを聞きました。
「そうそう、わたし今日ちょっとトリビアがあるんだけど〜」
みたいな。
へえ…。

2003年10月19日(日)晴れ

今日は時間の都合もあったので2回ある礼拝の最初の方に行った。
9時からのやつで、トラディショナル礼拝と銘打ってあった。
本質的な変化があるわけではなく、単純に賛美歌がCCMから、
オルガンを使った讃美歌になっただけである。
あと出席者の年齢層が少し上になっている。
僕は雰囲気的にこっちのほうが慣れているから、とてもよかったと思った。
早く起きれたときはこっちに行くことにしよう。

昼にクニシゲさんに車で拾ってもらい一緒にニューヨークの方に向かった。
途中で「みつわ」という日本食材(と少し雑貨)スーパーに寄って少し買い物をした。

それからホワイトプレインという所にある教会に行った。
そこで故三浦綾子氏の夫である三浦光世氏の講演会があるのだ。
会場について、主催者の一人である兄ジョウにあったが、音響で困っているらしい。
担当のアメリカ人がなかなか来ないらしい。結構ルーズな人多いからな、確かに。
色々やってみたが、10分前にやっと担当者が来てめでたしめでたし、無事に始まった。

三浦光世さんはすごく感じがよくて、79歳にはとても見えない元気そうな人だった。
話も淡々としていたけど、内容が濃いので全然飽きなかった。
主に仕えきった人の人生というのは(光世さんはまだ生きてるけど…)、
やはり豊かで聞いていて楽しいものである。
僕も短い人生経験で思うが、神にきちんと向かっている時は内面的にも外向的にも、
退屈なのが嫌いな僕を飽きさせない日々が与えられてきた。
最後まで走りぬきたいものだと思う。
大学の時、「僕飽きっぽいから、信仰の熱が消えたらどうしようって思うんだよね」
といったら、ある人が「それはただ主の憐れみによってもつんだよ」と言われた。
妙に納得した記憶がある。信仰を持つのが主の憐れみなら、持ち続けるのも憐れみだ。
僕が信仰にしがみつく限り、僕の人生はつまらんものにはならないだろう。そんな確信がある。

三浦綾子氏の本を読んだこのない人はぜひ一回読んでみるといいと思う。
氷点とか、塩狩峠とかが有名だ。それにちなんだエピソードも講演会で話していた。
自伝的小説もあるのでそれも面白いと思う。道ありき、とか。

それはそれとして、無事に講演会も終わり片づけをしてジョウの家に向かった。
クニシゲさん一家と教会の青年3人とみんなで食事をした。
食後に他のみんなは帰って行ったが、僕は泊まって行くことにしている。
このために課題を終わらせてきたのだ。

2003年10月20日(月)晴れ

ジョウ一家も月曜なので一応休日だ(牧師は月曜を休日にする人が多い)。
ということでのんびりした後、午後はモールに行ってぷらぷらした。
ジョウたちはウィンドウショッピングだけだったが(窓を買ったわけではない)、
僕は冬に備えて服を少しだけ買った。

夜は鍋だった。なんか随分久しぶりな感じだ。
食後、サンクス・ギビング・デー(収穫感謝の日)の休み週に母が来るらしいということで、
どうするか日本に電話して話して決めた。

明日早く帰るんだし、今日は早く寝ようとしてベッドに入ったが、
一階でふと見つけた柔道部物語というマンガを読み始めたら止まらなくなり、
結局全11巻一気に読んでしまった。
その後寝た。

2003年10月21日(火)晴れ

10時ちょい過ぎの電車に乗ってシティに向かった。
何度か来たので土地勘をつかんできた。
ということで、ペン・ステーションに向かう前にロックフェラーの紀伊国屋に向かった。
アイシールド21の新刊が出ていると言う噂を聞いていた(誰から?)のだが、
見つからなかったので、またしょんぼりしながらいっぱい歩いて駅について電車乗って帰った。
地下鉄も均一料金で高くはないが、微妙な距離だとお金がもったいないので歩いてしまう。
おかげで結構つかれる。

1時10分にマディソン(地元)に着き、寮に戻ってツイストとチョコをバックに投げ入れて、
クッキーを食べながら授業に向かった。以下略。
割とうとうとしてた。
夜はこの日記を書いている。

ん、もう10月後半か。なんか時間の経ち方が早くなってきた。

2003年10月22日(水)晴れ

授業の後、食材の買い物に行った。
今月の目標予算をオーバーしてしまった。
くやしい。が、まあ仕方ない。
いくつか敗因は考えられるが、家計簿の分析をここに書くのはさすがに気が引けるのでやめとく。

「アーバナ2003(urbana)」というやつに申し込んだ。
IVCFというアメリカの学生クリスチャンの運動(団体)があって、それの全米集会だ。
3年だか4年だかに一回しかないそうなので、これを逃すともう(学生として)行けない。
ということで、費用の問題でかなり悩んだが行くことにした。(妹はやめたらしい)
開催期間も結構すごく12月27日から1月1日である。
元旦だよ…。

どんなことやるかというと、みんなで礼拝やったり、スモールグループで話し合い祈り合いしたり、
聖書の学びやったり、などなどクリスチャンでなければ多分「へ?それおもしろいの?」という内容だ。
おもしろいんだよ。
なにより成長させられる(無論、信仰がね)。

大学時代はこのIVCFと系統が同じ「キリスト者学生会」という分かりやすい名前のに参加していたから、
こういう集会には馴染みがあるが、話によると2万人以上集まるそうなので規模が桁違いだろう。
まあ規模が変わっても本質的には変わらないだろうけど、正直どんな光景か見てみたいという好奇心もある。

ジョン・ストットというその筋では有名な(どの筋だ!)神学者も講師でやってくる、楽しみだ。

2003年10月24日(金)晴れ

昨日もバスケをやったが、今日は筋肉痛がない。
どうやら体が慣れてきたらしい。日本にいた時より健康的かもしれない。

ダラダラと午前中過ごし、午後はエゼキエル書の釈義レポートを書いた。

夕方にユニバーシティセンターに行った。
そこの一室でユダヤ人の安息日(サバトあるいはシャバト)の礼拝と食事をやるというのだ。
昨日そのメールを見て、一回でいいから見てみたいと思っていた僕はドキドキしながら行ったのだ。
教室の一つを使ってやったから、多分普通の家でやるのと感じが全然違うのだろうけど、
ヘブライ語で旋律に乗せて祈る(礼拝していく)様子を実際見られてすごくよかった。
一緒にやりたかったけど、全く読めないからどうしようもない。勉強しようと思った。

僕は卒論の中でシナゴーグ(ユダヤ教の会堂)を扱ったりしたから、ずっと興味があった。
シナゴーグでの礼拝はまた違うらしい。もっと知りたいが、必要ならまた機会が与えられるだろう。

食事も美味しかった。
魚のすり団子を小判型に伸ばしたようなやつがあって、
「これはトラディショナルな食べ物だよ」と言ってた。
魚肉ソーセージみたいだった。

そんなに人は集まっていなかったけど、半分くらいがユダヤ人だった。
結構たくさんいるもんなんだな、と思った。
普通の格好してるし、すれ違ってもきっとユダヤ人とは分からない。
ハイヒールのカッコいい姉さんも、ヘブライ語で歌ってた。
(主催者の二人はユダヤ人帽子をかぶっていたけど)
まあクリスチャンもすれ違ってただけじゃ分からないから一緒か。

2003年10月25日(土)晴れ

手紙書いた。

でも大学のネットワークがダウンしていたせいで、公開できず。
メールも送れず。

夜、構内でただで「パイレーツ・オブ・カリビアン(映画)」やっていたので見に行った。
前に一回見たけど。また見たくなったから。

2003年10月26日(日)曇り、夜半より雨

やられたよ!
朝がんばって早起きして教会行ったら、誰もいねーの。
ガラーン。
本気で泣きそうになった。
しばらくオロオロしてたら一人若い兄さんが来たので聞いた。

しょんぼり 「礼拝今日ないんですか?」
若い兄さん 「(笑いながら)あるよ。でも時間が変わって一時間遅くなったから、9時からだよ」
しょんぼり 『(心の中で)「?」今9時じゃん。』

その後はっと気づく。
昨日でサマータイム終わったんだ〜!!

すげー恥ずかしかった。
前にジョウの家に行った時そういう話しました。

義姉トモちゃん 「毎年一人は間違える人がいて、教会に早く来ちゃうよね〜」
しょんぼり   「ははは、切ないね〜、その人」

ホント切なかったです。

仕方ないので教会の隣の公園で一人で遊びました。
早朝なので子供は誰もいませんでした。
遊具は一人で使い放題でした。
楽しかったです。
でもある意味泣けました。

かなり落ち込みましたが、礼拝はとても素晴らしく。
またしてもお邪魔したクニシゲさん宅での秋刀魚もおいしく。
恵みに満たされた一日でした。


<曇り空のロングヒル・チャペル>


2003年10月28日(火)晴れのち雨

哲学のテストが返ってきた。
今月の16日にやったんだけど、日記にどんなこと書いたかな、と思って見てみたら一言も触れてない。
野球のことしか書いてない。なにやってんだホント。
そういえば、阪神日本一を逃してしまったね。
残念だけど充実したシーズンだったので、おつかれさまですって感じですね。星野監督も。
こっちのワールドシリーズは予想外のマーリンズ勝利でした。
野球が終わったのでこれからはアメフトとバスケのシーズンだ。
プレシーズンマッチが終わったのでバスケも本格的に始まる。
(友人はHPで田臥について書いていた。僕もチェックしていたが、シーズン入りは逃した。
残念。またチャレンジして欲しいな。)
ちなみにバスケのシーズンが少し進むと、アイスホッケーもシーズン入り。
それが終わるとまた野球が始まる、と一年中スポーツ好きは休めないのである。
サッカー見て〜。

はい、前置きが13行に渡りましたが、哲学のテストが返ってきた。
一問だけどうしても質問の意図が分からなくて書けない所があったけど、
予想外にいい結果だったので安堵した。
これでやっと半分、ファイナルも含めてあと二回テストがある。
必修が終わったら二度と哲学は取るまい。嫌いじゃないけど。
(あれあれ、前置きより本題のほうが短いぞ!)

2003年10月29日(水)雨時々曇り

カルボナーラ・スパゲティを作った。
いつもまあそれなりのものができる。
でも(自分で)期待するほど美味しいものができない。
う〜ん。材料がそもそもイマイチなのかな…。
誰かいいアドバイスがあったら教えてください。
(「美味し○ぼ」を読め、は不可。)

下北に乱立するパスタのお店が懐かしいです。
帰国した時は全部回ってやろうと今から思ってます。
でもお店の栄枯盛衰の激しい街だから、いくつかなくなってたりしてね。

授業はどうしても寝てしまう。育ち盛りだ(と信じている)から。
仕方ないので、前から2〜3番目の端っこの席に座っている。
実は前の方が先生の死角に入っていて見えないのだ(と信じている)。

2003年10月31日(金)晴れ

キャンパス内をコスプレした人々が歩いていた。
今日はハロウィーン。

僕はすごく小さい時にアメリカに住んでいた。
その頃の記憶は断片的なシーンでしか残ってないけど、
ハロウィーンに近所の家に仮装して(何の仮装かは忘れた)、
お菓子をもらいに行ったことを思い出す。

不思議なことだけど、一緒にお菓子の匂いを思い出す。
アメリカの飴みたいなキャラメルみたいなお菓子の匂い。

もう一つ不思議なことに、どうも第三者の視点で記憶が残っている場合が多い。
つまり「僕も映像(シーン)の中にいる」のだ。
これは記憶の再編の結果なのだろう。
自分の曖昧な記憶と、何度か思い出すたびに加えられる情報の結果だ(多分)。

…あるいは宇宙人(グレイ)にさらわれて記憶をいじられたのかも知れない。
いかにもアメリカらしいじゃないか。

関係ないが、ついでに思い出せるアメリカでの記憶を書いてみよう。
1.保育園で黒人の男の子とおもちゃを取り合ってケンカするシーン。(自分視点&第三者視点)
2.保育園の帰り、父と母が迎えに来てくれて、駐車場でこっちに歩いてくるシーン。(自分視点のみ)
3.日曜に教会の前で兄と遊んでいて、車にはねられた時の迫ってくる車のシーン。(自分視点&第三者視点)
4.妹の誕生祝かなんかで、大きなペロペロキャンディーを(僕が)もらって喜ぶシーン。(第三者視点のみ)

ん〜。どうでもいい話ですね。ちょと思い出に浸ってみました。

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