先週、冬が最後の力をふりしぼるように雪を降らせました。
昨日今日は雨が降って、雪のために撒かれた塩を洗い流しています。
雨後の青空の下では、芝生から若草の匂いが感じられます。
春の米東海岸にて、また手紙を書いております。
今は春学期の途中ですが、春休みと復活祭(イースター)休暇を挟んで、
再び授業が始まった所です。
前回の手紙から二ヶ月近く間が空いてしまったのは、
相変わらず授業に苦労してしていたためです。
要領はよくなってきたのですが、内面的に試される部分が多く、
正直な所、かなり追い込まれていた時期もありました。
が、二年目も終わりが見えてきた現在は落ち着いてきました。
そう、もうすぐ二年目も終わりなんです。
去年以上に今年は早く過ぎていった感じがします。
ついこの前、夏休みで日本にいたのに、すぐまた夏が来そうです。
年を取るたび時間が立つのが早くなるという話をよく聞きますが、
実際に自分自身がそれを体験するとは想像もしていませんでした。
今月で二十代も半ばになる誕生日を迎えました。驚きです。
大人になると自立していくものだと思っていましたが、
僕の場合は色んな人に助けられていること(究極的には神様に)が、
身に沁みてくるばかりです。
まあこういうなり方で大人になってもいいではないか、
と自分に言い聞かせております。
両親は十五年間仕えた教会を退いて、名古屋に越しました。
僕も夏に帰る時は名古屋の空港になりそうで、楽しみです。
みなさまの方はいかがお過ごしでしょうか?
最近はめっきり日本からのメールも減って(催促じゃありません)、
名実共にアメリカ側に足場を移した感が漂っていますが、
実は来年には卒業して帰るので、僕のこと忘れないでください(卒業アルバムみたいですね)。
僕の方ではみなさんを忘れないようにと、日々思い出しつつ祈りに覚えております。
時折、何でもいいので思い出したようにメールをくだされば幸いです。
日本では新しい年度に入る時期ですね。
何か変わる人も、何も変わらない人も、
同じ祝福の内に過ごせますように祈ります。
また手紙を書きます。
ヒカリ 2005年3月30日
追伸:頌栄教会のみなさま、長らくお世話になりました。
ありがとうございました。
ひとまずお別れですが、教会の枝、キリストの体の一部として、
それぞれの場所で共に愛の内に生きていきましょう。
地上か天上で、いずれまた会う日を楽しみにしてます。
「愛は寛容であり、愛は親切です。また人をねたみません。愛は自慢せず、高慢になりません。
礼儀に反することをせず、自分の利益を求めず、怒らず、人のした悪を思わず、不正を喜ばずに真理を喜びます。
すべてをがまんし、すべてを信じ、すべてを期待し、すべてを耐え忍びます。
愛は決して絶えることがありません。」
第一コリント13:4−8
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