寒くなってきました。でも、東京と大差ない気がします。
僕は冬の寒い時に、「寒い寒い」と言いながら寒い所にいるのが好きです。
でもホントに寒いのはきついので、着ぶくれしてから「寒い寒い」と言います。
部屋の中は気まぐれについたり消えたりする暖房のおかげで、
暑かったり涼しかったりします。今はちょうどいいです。
そんな中で今日も手紙を書きます。
こちらの生活にも慣れてきました。
あまりにも慣れたせいで、たまにうっかりアメリカ人に向かって日本語でしゃべったりします。
向こうはニコニコしています。英語でしゃべるのもプレッシャーではなくなってきました。
割と平安な毎日を過ごしています。
クラスのディスカッションで、ここでの生活はすごくリラックスできると答えました。
先生は「そんなこと言う人は初めてだ」と驚いていたけど、実際そうなのです。
去年までは毎日何かが起こり、人と人の間で生活していました。
とても充実していて、日々成長させられていたけれど、
まとまった時間を落ち着いて神と自分に向き合うことに使うのはなかなか難しかったです。
今は手にしてきた莫大な情報や経験を、少しずつ解きほぐしていくことができます。
「与えられている時間だ」と思います。
同時に、早くそちらに戻りたいという気持ちもあります。
ホームシックとか、単純な郷愁ではありません(少しはありますけど)。
伝えたいことがあるし、何よりみなさんの近くで生きたいです。
ラブレターみたいなセリフですが、近いものがあるかもしれません。
愛する国、人々。僕に何ができるわけではありませんが、心は少し焦ります。
悲しみの知らせ、喜びの知らせ、色々な人から受け取るたびに、
一緒に悲しんだり、喜んだりしています。
もちろん完全に共感することは難しいけれど、そういう時は祈ってます。
みなさんと共に主が悲しみ、喜んでくれますように。
近くにいなくても祈れますね。うれしいです。
祈る僕は軽率で鈍感なやつですが、聞いてる方は信頼できる相手です。
また何かあったり、なかったりしたら教えてください。
気の利いた返事はできないかも知れませんが…。
何かを失った悲しみの時、無力さに惨めな思いをする時、
与えられた喜びのとき、新しい一歩を踏み出そうとしている時、
主があなたと共にいてくださいますように。
時間と距離を越えて、最も近い助けであり、励ましでありますように祈ります。
また手紙を書きます。
ヒカリ 2003年10月25日
「主があなたを祝福し、あなたを守られるように。」(民数記6:24)
<一人ぼっち@公園>
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