留学を考えることについて


留学してみよっかな〜、と思っている人のためにちょっと現実的な話。

*この文章は、「アメリカの3年コースのプロフェッショナルスクール(学部より大学院に扱いは近い)」に留学している人間が書いてます。 その他の留学形態(アメリカ以外の国、学部留学、交換留学、語学留学、短期留学など)の場合は事情が違うはずなので、 参考にならないかもしれませんのでご了承ください。

現在実際授業のある日は週3日なので、週休4日だ。
この週休4日という言葉を使ったせいで多少の誤解が生まれるかもしれない。
決してこの4日は休む日ではない。勉強のための日だ。
正確に言うと「勉強するために授業が休みの日」だ。
こういう日がないと課題ができないのだ。
例えば、今週(9月15日現在)は3つのレポートとテストが一つある。
この前の金曜の一日の様子を書いてみるとこんな感じになる。

 9:00 起床・朝食とか
10:00 図書館に行き、メールチェックなど
11:10 寮に戻り勉強(哲学「自己認識について」教科書のプラトンをまとめる)
12:00 料理&食事
12:50 勉強(哲学続き、フロイト・デカルトなどについて)
15:30 気晴らしに日本のロックをかける
15:45 勉強再開(哲学続き、インド哲学、仏教での考えかた)
18:00 気晴らしに食材を買いに行く
18:30 料理&食事
19:30 勉強再開(旧約聖書学の課題を読みながらまとめる)
22:00 勉強継続(実践神学のレポートを書き始める)
23:40 シャワーあびる
24:10 聖書を読み祈る
25:10 就寝

単純計算で勉強時間は訳10時間だ。嘘じゃない。というか控えめに書いてる。(*注)
毎日10時間なんてことはないけど、最低でも5時間以上は机に向かっている。
集中力が切れそうな感じだけど、好きな内容なので割りと苦ではない。

日記で生活の大変なところを書いても読んで面白くも何ともないだろうと思い、 基本的に書いていない。けど文章の裏の実生活には苦労も一応あるにはある。 日記を読んで、「わ〜、優雅そうな生活、私もアメリカの神学校に留学しようかしら」と思った人(いないか)は、 一応このページを読んでから再考してみるといいと思う。

アメリカでは神学は医学と一緒でプロフェッショナルスクールとしての扱いだ。
両方とも人の命を扱う仕事だと思う。
医学がこの世の命に関わるものとするなら、神学は永遠の命に関わるものだ。
(職業の優劣は言ってない、どの仕事も大切だし、僕は医者をすごく尊敬している)
自分と人の命に関わるには、それ相応の厳しい訓練が必要だと思うから、現在の勉強はすごくありがたい。
基本的なことをみっちりやってくれていると思う。

言葉と文化の壁もそれに加えて大きい。(日本語だったらこんなに勉強時間かからないかも)
僕はもともと日本が大好きだから、ホントのところアメリカに来るのは気乗りするものではなかったんだ。
でも、祈りと聖書に基づいた日々の生活の中で「留学することは、自分が練り上げられるのに有益だ」 と思うようになったので決断した。事実、日々の(日本という状況では味わえなかった)葛藤の中で 与えられているものはすごく多い。
その一方で、もちろん日本で勉強しても多くのものを得たはずだと思う。導き以外ではないのだ。

留学に何かしらの幻想を抱いている人は、それが幻想に過ぎなかったということが「ある かもしれない」ことを肝に銘じた上で、考えたほうがいいと思う。
もちろんすばらしい機会ですよ。日記見てもらえれば分かると思うけど、楽しんでます。
でも、冷静に色々考えて(そしてあなたがクリスチャンなら)祈り聖書を読む生活の上で決断するといいと思います。

おわり

*注…コレ書いたのは留学初期です。慣れてくると半分くらいで大丈夫(?)になります。
でも天才でない限りは、いい成績取るためには継続して勉強続けないと多分ダメです。
(僕は天才でなくて、なおかつ根性無しなので続けていません。ダメだ。)
それでもここに書いたことは今でも変わりない感想です。(2004年2月現在)
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