「戦争と平和…(1)」


<はじめに>

ここでは戦争と平和について、思ったことや考えたことを書きます。
徐々に加筆していく予定です。

しょんぼりマユゲの隠れコンセプトとして、
「小学生(高学年)でも理解できる文章を書く」
というのが実はあります。
でも、今回の文章は政治ネタも含まれてて、
正直分かりにくいものになっていると思います。
なるべく努力しますが、ごめんなさい。

<前フリ>

(2004年)7月11日に参議院選挙があった。
年金問題とイラク問題が大きく取り上げられたが、
僕はそれより何より選挙の結果そのものに興味があった。

去年の衆院選挙で顕著になった流れが、今回は決定的に進んだと思う。
つまり、自民党と民主党の二大政党による政治の方向性だ。
なにより僕の気がかりは共産・社民両党がボロ負けしたことだ。
見方を変えれば、護憲派が壊滅寸前となったということ。

これが何を意味するか。
「憲法を変える」ということをこの国は選んだということだ。
少なくとも政治家は今回の結果をそう受け止めるだろう。

自民も民主も憲法改正する方向性を明らかにしている。
特に焦点になるのは「戦争の放棄」に関する第九条(*注1下記)

自民党の憲法改正の第九条についての声明はこちら
はっきりと「軍隊を持ち」、「集団的自衛権の行使を可能にする」ことを宣言している。

1.「軍隊を持ちたい。」
2.「そしてアメリカや他国と一緒にその時々の正義にあわせて軍隊を使えるようにしたい。」
という人にとっては、自民党の方向性は無論「いい」ということになるだろう。
(少し皮肉っぽい言い方になってるけど…)

民主党の場合はこちら(ページの一番下です)。
(僕の観点からすれば)言い方は自民よりは、ましかもしれない。
が、「軍隊」という名前こそ明示していないが、
とにかく「軍事力を敵対する相手に使える」ようになる点では一緒だ。

言い方を変えれば「戦争の放棄はしない」という宣言。
もっと露骨に言えば「戦争するならします」という宣言だ。

もし、「平和」の対義語が「戦争」だとするなら、
日本は平和憲法をやめることになる。

とまあ書いてきた所で、実はここからが本題。

実際に憲法が遠くない将来に変わる可能性が高まったので、
僕としてはこれをきっかけに「戦争」とか、「平和」とか、「軍隊」とか、
そういうことについて、「自分の立場、考え」(無論クリスチャンとして)を
きちんとまとめておかなきゃならない、と思いたった。

ということで、思ったことを少しずつ書いていくことにする。

注1:こういうやつです↓。
第9条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
2 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。

<思ったこと1>

まずは感情的なことから。

僕は憲法改正は嫌だ。
(現在の二大政党どっちの手によっても嫌だ)

簡単に言うと僕は日本が軍隊を持つのが嫌なのだ。
バカな平和主義者と言われるのも構わないので言うが、
基本的に僕は人を殺したくない。
なぜかと言うと、ごく単純に感情的に嫌だし、
何より十戒に分かりやすく「殺すな」と書いてあるからだ。

軍隊は理由はどうあれ、そもそも人を殺す存在だ。
僕は殺されるのを積極的に望みはしないが、
「殺す」よりは「殺される」方がいいと思っている。
軍隊を持つということは「殺す立場で関わるようになる」ということだ。

僕は次のことを望まない。

僕が戦争で人を殺すこと。
僕の家族が戦争で人を殺すこと。
日本人が「戦争」という、「人を殺す手段を選択肢に持つ国」になること。

一旦、憲法が「軍隊」を認めれば、
なし崩し的に「徴兵」もできるようになるだろう。
多分、あっという間に。
若者は望む望まないに関わらず軍人となる。

現実的にすぐその事態が来た場合、僕が軍隊に召集される。
10年20年たってからならば、僕の甥や子供(まだいないけど)が。
さらにその後であっても、日本の若者たちが。

もし僕が生まれた時に既に自衛隊が軍であると憲法が唱え、
徴兵が最初からあったのなら、それに合わせて僕は自分の立場をとっただろう。
しかし、僕の人生の中で日本が軍隊を持つことを考えるなら、
僕はそれに反対する。

たとえ自分が直接的に軍に関わらないとしても、
それを持つことを選んだという責任を負う事になる。
だから僕は反対する。
といっても、選挙に行くとか、こうしてショボイHPで、
ささやかに自分の意思表明をすることくらいしかできないのだけれど。

<思ったこと2>

上で(思ったこと1)これだけ言っておいてなんだが、
僕は日本が自衛のために軍隊を持つのは「賢い」選択だと思う。

同じく上で(思ったこと1)「バカな平和主義者と思われるかもしれないが…」
ということを書いたけれども、おそらく僕を「バカな平和主義者」と言う人は、
こう続けるのじゃないだろうか。

「じゃあ、お前は日本が侵略されて家族が危険な目にあっても、
平和、平和って言って何もしないのか?」

もっともな意見だ。

「そもそも自衛隊はどうみたって軍隊じゃないか」

もっともな意見だ。

そう考えてみると、やはり(集団的とか言わずに)自衛に限り、
軍隊を持つと書くことは賢いだろう。

それでもやはり憲法は変えたくない。
なぜなら理想主義な憲法だからこそ、一度なくしたら、
おそらく理想までなくしてしまうだろうからだ。

では理想とは何だろう?
もちろん理想的な平和という意味なのだが…。

ということで、次からさらに根本的な話、
「平和」について掘り下げて考えていきます。

つぎのページへ続く…。



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